1905(明治38)年2月23日の夜、シカゴ市北ディアポーン街127番地にあるユニティビルのローアの事務所に、青年弁護士ポール・ハリスが異なる職業の3人の友人を誘って、第1回の会合を開いたのがロータリーの誕生です。
開拓時代の米国。シカゴ市の青年弁護士ポール・ハリスは一生懸命に働いて事業は成功していたのですが、彼の孤独感は強まる一方でした。
「友人が欲しい。お互いに心を許しあい、語り合える友を選び親睦の団体を作れないものだろうか」と考えました。
1905年3名の仲間を集めて会合を持ったのがロータリーの始まりでした。
例会場は各々の家庭や職場を転々と持ち回りしていたことから、会合の名称は「ロータリー」と名付けられました。
日本のロータリーは1920年(大正9年)10月20日当時三井銀行の重役であった米山梅吉氏が東京で設立し、1921年4月1日に世界で855番目のクラブとして認証された東京ロータリークラブが最初。現在では、187の国家および地域に26,000余クラブ、会員数116万人。日本には2,000余クラブ、会員数約12万5千人。
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにあります。
第1 | 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。 |
---|---|
第2 | 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。 |
第3 | ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。 |
第4 | 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。 |